中国

何杯でもご飯が食べられちゃう!中国最強ご飯のお供下飯醤(シャーファンジャン)

皆さんこんにちは。魅力技研です。
最近摂生してます。ケンタッキーの食べ放題や焼肉、ラーメンの食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎで胃が疲れたというのが理由です。食べ過ぎに気をつけ、ランチもお魚を摂るように意識しています。ジムに通い運動も少し取り入れてます。

そんな魅力技研が今回紹介するのが中国のご飯のお供「下飯醤」。これがあると摂生とか関係なく、ご飯をめちゃくちゃ食べちゃう位美味しいです。そんな摂生を台無しにしてしまう悪魔のご飯のお供「下飯醤」を紹介していきます。


メーカーや輸入業者について

四川の吉香居食品股份有限公司(株式会社)で作られていて、埼玉県川口市の都商事株式会社が輸入しています。

どこで購入できるか

日系のスーパーではこれまで見たことがありません。小規模過ぎない中国食料品店であれば置いてあることも多いと思います。松戸駅付近だと比較的新しく出来た友誼商店で購入しました。池袋や上野の中国食料品店などでも購入できます。

味について

細かく刻まれたザーサイのジャキジャキした食感、花山椒の香りがします。しょっぱくて辛いソースになってます。
粉っぽい豆が辛い油を吸ってジューシー。
刺激的な味、ずっと食べてるとじとーって汗をかく感じです。
下飯醤が辛いからご飯の甘みが際立つ。何杯でもご飯を食べられてしまう美味しさです。

使えるのはご飯だけじゃない!

下飯醬はご飯のお供だけではなく、さまざまなアレンジができます。
例えば、そうめんのつけだれに下飯醤を加えるだけで麻辣そうめんに変身。スパイシーでコクのあるタレになります。刻まれたザーサイ、豆が素麺に絡まり食べ応えもアップ。食欲が落ちる夏場にもどんどん食べられちゃいます。その他にも冷奴の上にかけるのも美味しいです。

皆さんも美味しいアレンジを探してみてはいかがでしょうか?


最後に

この記事の冒頭に摂生してますと書きましたが執筆中に名古屋に行きました。一日3枚小倉トースト食べてます。言い訳ですが、名古屋来る前は本当に摂生してたんです。また名古屋から帰ったら摂生します。

麻辣烫(麻辣湯)の食べ方の紹介@杨国福麻辣烫 大久保

こんにちは。魅力技研です。久しぶりの投稿です。書くことを最近サボっていました。サボっていた理由としては、FORTNITE(フォートナイト)というゲームにハマりまして、いや、今もハマっているのですが。
ゲームの他にやっていたことと言えば、中国語ですね。もともと中国語が好きで勉強してまして、資格という形にしたいと思い、一念発起。HSKという中国政府公認の中国の資格の勉強をしていました。そしてつい、この間試験を新大久保にある上海大学東京校で受験してきました。試験終わりにお腹が空き、食べに行ったのが麻辣烫。新型コロナウイルスが流行する前は火鍋が好きで良く行っていました。新型コロナウイルスが流行してからは中々友達と1つの鍋を囲ってという気持ちにもなれず火鍋はお預け。その為か体があの真っ赤なスープを求めていた。


そこで今回訪れたのは杨国福麻辣烫。中国のハルビンから始まった麻辣烫のチェーン店だ。加盟店は6000店舗に上るという。非常に多く人気のお店ということが分かります。


注文方法ざっと説明すると、冷蔵ショーケースの中の具材を自分で取って会計の際にスープの辛さを伝えて作ってもらうという形式です。
この記事を読まれた方がすぐに迷わず注文できるよう、1つずつ解説をします。

麻辣烫の注文方法

1.トングとボウルを取る

トングとボールを取る初めに具材を取る為のトングと具材を入れる為のボウルを取ります。一般的にトングとボウルは食材の隣にあります。杨国福麻辣烫大久保店では食材の隣にある銀色のケースの中にどちらも入ってました。
正直魅力技研はこのケースを最初冷蔵庫だと思ってスルーして、トングとボウルはどこ?ってなりました。綺麗に保管してくれていたのですね。


2.具材を取る

ずらーっと並ぶ具材、野菜、お肉、海鮮、きのこ、豆腐、乾麺とジャンルも種類も沢山。どれも美味しそうで選ぶのは大変です。


魅力技研は下記の具材を取りました

野菜
チンゲン菜、ブロッコリー、ジャガイモ、レンコン、キクラゲ、えのき

肉類
牛肉、羊肉、砂肝、血豆腐、ハチノス

その他
豆腐、豆皮、油揚げ、インスタントラーメン、(とうもろこし麺)

麻辣烫の価格

杨国福麻辣烫では具材の重さで値段が決まります。100gあたり400円でした。
好きな具材を取りましたが、自分がどれだけ具材を取っているのか分からない。何円するのでしょうか?


3.お会計とスープの辛さの選択

スープの選択とお会計具材をボウルに取り終えたら、レジへ進みます。
ボウルを店員さんに渡すとその場で重さを測ってくれます。重さはなんと0.422kg。値段は1680円。

そしてスープの辛さを伝えます。3段階で辛さが選べます。辛いのが好きな魅力技研は大辛を選択。
頼んだ後にやや怖くなりました。食べられるのだろうか?
それと、キャンペーンで具材が一定以上の重さに達した為(400gかな?)麺がサービスで付いてくるそうです。インスタントラーメンは予め取っていたので、とうもろこし麺(玉米麺)を選択しました。Paypayでお会計を済ましました。


レシート番号が書かれたレシートを受け取り、席に座って待ちます。番号が呼ばれ、運んで来てくれました。美味しそうですね。


店内には調味料が置かれているスペースがあり、ラー油や砂糖などが置いてあります。味変の為に、辛いラー油を小皿に入れて取って来ました。


席に戻り、早速いただきます。スープを飲んでみます。辛いし、花山椒の痺れる感じもあります。ですが、スープが動物系の為、クリーミーさというか、まろやかさも感じます。

具材もスープと絡んで美味しいです。煮込まれてくたっとしたチンゲン菜もいい。辛いスープのおかげでお肉の甘さも引き立ちます。
辛さと熱さですごい汗かいてます。

麺が結構ボリュームがあると感じました。2種類入っていることもあるのでしょうね。既に辛いのですが、途中で味変です。小皿に確保しておいたラー油を入れて食べてみます。辛味が増し、更に美味しくなりました。

おすすめ具材

揚げパン

揚げパン

油条(ようてぃぁお)という中国の揚げパンですね。中国では朝食などでよく食べられます。この揚げパンをスープに浸してビチャビチャにして食べると美味しいんです。

浸すとこんな感じに

まとめ

ご馳走様です。名残惜しくスープを蓮華で掬って飲んでいます。試験後の体に染み渡る麻辣スープ、ご馳走様でした。

お店の情報

お店の名前:杨国福麻辣烫(大久保店)
住所:東京都新宿区百人町2-21-2牧田ビル1F
最寄駅:高田馬場駅

僕らはまだタピれる。中国や台湾でのタピオカの買い方を紹介します。

皆さん、タピってますか?タピオカドリンクを飲むことをタピると巷では言うそうですね。タピオカドリンクはブームなだけでじきに落ち着くなんて見方も広がっていますが、今もなお、お店の前には女子高生や若い女性で列をなしています。タピオカドリンクは結構高いし、買うのにならぶし、魅力技研はあんましタピれません。でも、中国や台湾に行くとドリンクスタンドみたいな感じで料金も比較的安く購入することができる。だから魅力技研は旅行のついでに飲むことにしています。中国旅行の楽しみの1つです。

今回の記事ではタピオカドリンクの魅力を魅力技研なりにお伝えし、タピったことのないけど、本当はタピりたい。そんな方に向けて中国でのタピオカドリンクの買い方を書きます。
タピオカドリンクの魅力カスタマイズが楽しいタピオカドリンクはカスタマイズ性がとても高い飲み物です。ベースとなる液体を選択し、その後に甘さや氷の量を選ぶことができます。だから今回は甘かったから次は甘さ控えめでとか、タピオカミルクティーじゃないやつにも挑戦したいなとか。次買うときのことまで考えてしまいますね。

次に挑戦してみたいドリンク。

あとは小腹が満たされます。タピオカミルクティーを飲むと結構お腹にたまります。タピオカのせいでしょうか。それとも液体のせいでしょうか。

上海に行った時に撮影した写真。街中には多くのドリンク屋があります。
THE ALLEYで買ったドリンク

タピオカなどを売っているドリンクスタンドでの買い方。


1.ベースとなる商品を選ぶまず液体を選びます。

液体という言葉のチョイスに自身のセンスの無さを感じつつ。例えば王道タピオカミルクティー。日本のとは違うから是非試して欲しい烏龍茶。プリンミルクティー、タピオカもプリンも楽しみたい。そんな妄想を叶えてくれるタピオカプリンミルクティーもあります。

2.サイズを選ぶ

店によって違うかもしれません。CoCoの場合は大きいサイズと中サイズの2種類。ドリンクによって片方しかないものもあります。

マンゴー緑茶
確かマンゴー緑茶
CoCoの店内にあったメニュー

3.温度、氷の量を選ぶあったかいの冷たいの氷の量を選びましょう。

熱い日にだから近々に冷えたタピオカミルクティーが飲みたいとか、あんまし冷たいものは飲みたくないという方もいらっしゃるかと思います。そこで温度や氷の量を調整しましょう。

日本と違って氷を抜いたらその分液体で満たしてくれる。大抵無料。優しい


4.甘さを選ぶ砂糖の量も選べます。

主観だけど普通は甘い。そんな気がする。

中国語で頼んでみたい!英語が通じないということもあるかと思いますので、中国語での買い方にも触れますね。自然に会話をしながら買うというのも勿論ありです。しかし、そこまで中国語に自信がないという方に向け、一度に飲みたいものを伝える方法で注文する方法を紹介しますね。
例:甘さ半分くらい、氷なしのタピオカミルクティーを買う場合店員:你好。(ニーハオ:こんにちは。いらっしゃいませ。)

買う人:你好。(ニーハオ:こんにちは)我要一杯珍珠奶茶(ウォーヤオ イーベイ ジェンジュー ナイチャー:タピオカミルクティーを1杯ください),大杯(ダーベイ:大きいサイズ),去冰(チービン:氷無し),半糖(バンタン:甘さ半分で)
これで飲みたいものは伝えられるでしょう。また言葉に自信がない場合は指差しながらでも大丈夫。メニューも近くに置いてあります。
ジェンジューナイチャーがタピオカミルクティーの意味だからジェンジュナイチャーの部分を他の飲み物に変えると違う商品が頼めます。布丁奶茶(プリンミルクティー)、茉莉绿茶(ジャスミン緑茶)、焦糖奶茶(キャラメルミルクティー)

サイズを選びましょう。大杯(ダーベイ:大きなサイズ、結構大きい),中杯(ジョンベイ:中サイズ)

甘さとかも選びたい。そんな方のために甘さの選び方もご紹介常规糖(チャングイタン:普通)半糖(バンタン:半分の甘さ、何基準かは知らないけど)微糖(ウェイタン:漢字そのまま微糖)不另外加糖/无糖(ブーリンワイジャータン/ウータン:無糖)
分かってます。次は氷の量とか熱いの頼みたいんですよね。少冰(シャオビン:氷少なめ)去冰(チービン:氷抜きで、氷抜いてくれた分は液体を入れてくれる。)温的(ウェンダ:あったかい)热的(ルーダ:あっつい、頼んだことないけど熱い黒いタピオカがストローを通じて口の中に入って来るなんて。。。魅力技研は頼んだことないから実際はどうなのかは分かりません。なんともないのかもしれない。)
中国語は声調って言って音の高低が結構重要でカタカナでは中々伝わり難いかもしれないけど、まあ、なんとかなると思います。なんとかならない時はジェスチャーで伝えてください。タピオカはOKマークを指で作ったり。ふざけてきてしまったのでこの辺でおしまいにします。皆様が美味しいタピオカドリンクを買えますように。

タピオカミルクティーの写真

台湾旅行で茶葉は個人のお店で買ってみる?

茶葉

台湾旅行でお土産に茶葉を買おう

僕は中国に行く度にその土地でポピュラーなお茶を購入し、帰国後もそのお茶を飲むことで中国に想いを馳せる。

今回、8月の連休を利用し行ったのは台湾の南部の都市、高雄である。六合夜市の付近に複数のお茶屋さんが立地する道がある。そこでお茶屋さんをはしごし、今回も茶菜を入手することができた。

個人のお店で茶葉を買うのがおすすめ

中国で(今回は台湾なのだが)茶葉を買うときはスーパーで買うのではなく、個人でやっているようなお茶屋さんをおすすめする。スーパーで買うのは観光客にとってハードルが低く、ほぼ日本での買い物と差がない。しかし、敢えて難易度が高い個人のお茶屋さんで買うことをおすすめする理由は買い物に物語が生まれるからである。
例えば、茶葉の入った鉄の缶を眺めていると「試飲するか」などの声を掛けてくれたり、「茶葉は標高が高ければ高い程、品質が良い」などの話を聞かせてくれたりもするからである。

お茶屋さんの話には中国茶が好きになる魔法が入っている。中国語が話せないと駄目なのではないかとお考えの皆さん。台湾だと日本語でも通じる店があります。そしておじいちゃんおばあちゃんだとなお、日本によって統治され、日本の学校に通っていたなどの背景により、ナチュラな日本語を話せてくれたり、親日家だったりもする。とてもフレンドリー。

錦華茶葉行に行ってみた

今回は老夫婦が営むお茶屋さんの話をしようと思う。
六号夜市の近くの茶葉屋が3軒程集まっている道がある。その一角に一軒のお茶屋「錦華茶葉行」がある。
中はおじいちゃんがお茶を入れる為のカウンター、カウンターの奥には茶葉を入れる為の大きな鉄の缶が並べてある。カウンターを挟んで反対側には商品の茶葉、これは真空パックで鮮度を保てるようになっている茶葉が置いてある。

一緒に行った友人と店内を見渡していると、「お茶を飲みますか」と日本語で話しかけてくれた。日本語で話しているのを聞いて、日本人だと気付いたのだろう。僕らは是非飲みたいということを伝え、椅子に座った。椅子に座ってお湯が沸くのを待っているとおばあちゃんも出てきた。とても仲が良さそうだ。

おばあちゃんは台湾の地図を取り出し、茶葉の産地や標高が高い程高級な茶葉が獲れると日本語で教えてくれた。
僕が「日本語上手いですね」と言うと夫婦に伝えると、日本の学校に通ってたからと言う。やりとりをしていて日本の観光客にとても慣れていると魅力技研は感じた。

試飲して茶葉を選ぶ

お湯が沸き、おじいちゃんがお茶をいれる。茶葉の量は何g使うなども教えてくれた。今回いれてくれたのは阿里山の烏龍茶。試飲をすると、美味しい。いわゆる日本で親しまれている茶色い烏龍茶とは全く異なるものであった。
抽出された液体の色は青みの強い黄緑、香りはフルーティー、味に苦味はなく鋭い青っぽい、若い花のような味。花を食べたことはないけど。この鮮やかな香りと味が口の中、鼻腔の中に広がる。購入決定。

おじいちゃんも一緒にお茶を楽しんでいる。ズズッヒュー。おじいちゃんは何やら口の中で舌を使ってお茶を暴れさせるかの様な飲み方をする。魅力技研も真似をしてみる。ズズッヒュー。ゴクリ。なるほど。お茶を口の中で動かすことにより、更に香りが楽しめるのか。ずっとこの飲み方をしている訳ではないようだ。少ししたらいわゆる普通の飲み方に変わった。

とてもゆっくりと時間が流れている、そんな空間。3煎目を飲み干した後、後ろの棚を物色し、試飲した茶葉を1つ、そしてもう1つ試飲したものよりも更に標高が高い茶葉を購入した。
真空パックになっているからスーツケースの中に入れ易く、家で飲む分には困らない。
お茶を入れる包装の為の缶は必要か否か聞かれた。荷物を減らしたくて断った。おじいちゃんとおばあちゃんと写真を撮って、お礼を言って店を後にした。

中国や台湾に行った時、お茶屋さんは観光地の1つにカウントしていいと思う。

辛さがやみつき。美味しい火鍋の食べ方を分かりやすく説明

火鍋の写真

魅力技研は火鍋が好きです。長春で先輩と一緒に火鍋を初めて食べて以来、日本でも食べられるお店を見つけて火鍋を食べるようになりました。現在では月に一度のペースで食べる程好きな食べ物です。(新型コロナウイルス の影響で最近は行けてはいないのですが)初めて食べた時は赤いスープが正直かなり辛く感じました。周りの中国の人は平気な顔で美味しそうに、そして楽しそうに食べているのに。しかし数回食べていると辛い火鍋も美味しいと感じるようになりました。火鍋を顔一杯に汗をかきながら、時には花椒などの香辛料にむせながら食べます。

火鍋の写真
火鍋の食べ方

火鍋の食べ方を説明します

火鍋を食べた事のない読者の皆様にはまだ火鍋の魅力を伝えられていないのかもしれません。だから今回は火鍋の魅力と食べ方についてを書きます。火鍋は日本の馴染みのない方には難しいという認識をお持ちの方も多いですが、それは誤解で難しいことはありません。この記事を読んだ後、読者の皆さんはすぐに火鍋経験者と同じ様に食べることができます。

火鍋は寒い冬の時期には香辛料体が温まるのでぴったしですし、暑い夏にも辛い火鍋を食べることで汗を出してスッキリするのも良いですよね。もうオールシーズン火鍋は良いですね。友達や家族と話しながら、美味しい火鍋を食べて心も体も満足する時間を過ごしていただければと思います。そんな時間を作れるようここからしっかり食べ方やコツについて説明していきます。お付き合いよろしくお願いします。

火鍋を構成する3つの要素

まず初めに火鍋を構成する要素は大きく分けて3つあります。1つはスープ。2つ目に具材。3つ目につけだれ(調味料)です。

要素1:火鍋のスープ

はじめにスープについて説明します。火鍋の食べ方は日本のしゃぶしゃぶと似ており、具材を最初に全て入れて煮込むのではなく、食べたい具材を都度入れて食べます。しゃぶしゃぶはだし汁で具材を入れて食べますが、火鍋の場合は鶏ガラや香辛料を使ったスープに具材を入れて食べます。

実は火鍋のスープは必ずしも辛くはありません。火鍋と聞いて恐らく多くの方が想像するのがおしどり火鍋とも言われる、1つの鍋に赤と白の2色のスープが仕切られた状態で入っている火鍋かと思います。そしてその赤いスープは辛いです。白いスープは鶏肉などの旨味と香辛料で構成されています。
しかし、実は火鍋のスープは2種類だけではありません。他にも沢山のきのこで出汁をとったキノコ味やトマト味や香辛料を含めた漢方食材を入れた薬膳火鍋があります。
また赤いスープ(麻辣湯)も辛さが選べるお店も多いです。例えば辛くないものから順に、微辣(ウェイラー)、中辣(ジョンラー)、特辣(トゥーラー)といったように複数の辛さから選べます。自分の舌と相談してスープを選んでください。
是非初めての方には微辣をお勧めします。

辛さの選択をミスしてしまってはせっかくの火鍋タイムも台無しになってしまいます。是非辛さに自信がある方も含め最初は微辣が良いかと思います。
また、赤くて辛いスープは油を多く使用していることもあり、飲み過ぎは油分を沢山摂取することになるかもしれません。注意してください。まあ、美味しくてついつい飲んでしまうんですけど。

スープはお店によっては赤かったりオレンジ色の豆腐の様なものが鍋に入って出てくることがあります。魅力技研も最初このタイプのスープを中国のお店で見た時驚きました。血を固めた豆腐かな?オーダーしてないよ!スタッフー!これ頼んでないよ。ぼったくるつもりなのかなと思ってお店の人に訊いたら「スープの素です」って、実は固形スープの素でした。
火にかけてしばらくほっとくと溶けて美味しいスープになります。この時、顔が火鍋のスープくらい赤くなりました。店員さんぼったくりを疑ってすみませんでした。

また火鍋を食べていくとスープが蒸発して減っていきます。そういう時は店員さんにスープを足してって言えばヤカンを持ってきてくれて注いでくれます。

要素2:具材

次に具材について紹介します。具材は食べ放題にしているお店も多数あり、好きな具を好きなだけ食べることができます。魅力技研の場合、よく食べるのと、金額を気にして食べるのが嫌なので食べ放題のコースがあるお店をなるべく選んでます。

注文方法はお店によって異なり、店員さんに注文するタイプや自分で具材が置いてある冷蔵ショーケースに取りに行くタイプもあります。
具材を選ぶ時に自然と一緒にいる人と会話が生まれるのも火鍋のいいところかなと思います。例えば「〇〇食べられる?」とか参加者各自で具材を選んできて「これ何?」とか参加者を指名して「お肉担当大臣に任命します」とか。火鍋には色んなコミュニケーションのきっかけがあります。

具材の話に戻ります。火鍋で使う具材として肉や海鮮、野菜は勿論、中国ではカエルを具材として提供するお店もあります。
具材の全てを書くことは難しいですが、よくお店に置いてある具材についてまとめてみました。

肉・海鮮系
  • 豚肉
  • 牛肉
  • 羊肉
  • イカ
  • 白身魚の切り身
加工肉系
  • つみれ
  • 鴨の血を固めた豆腐
  • ソーセージ
  • 肉団子
きのこ系
  • きくらげ
  • 椎茸
  • しめじ
  • 舞茸
  • えのき
野菜系
  • 人参
  • じゃがいも
  • 白菜
  • レタス
  • 青菜
  • 春菊
  • 海藻
豆腐・こんにゃく系
  • 豆腐
  • 干豆腐(平たい麺のような豆腐)
  • 高野豆腐
  • 湯葉
  • しらたき

お肉やエビ、野菜などを串に刺して提供するお店もあります。その時はそのまま串を鍋に放り込んでください。

食べる順番について

中国の友達数人に火鍋を食べる順番についてどう考えているか訊いてみました。本場中国の人は火鍋を食べる時に肉を先に食べ、その次に野菜を食べるそうです。そして最後に麺をスープに入れて食べる。〆の麺ですね。この順番の人が多いようです。
これには理由があります。まず肉をスープの中に入れることで肉から旨味成分が鍋に溶け出すからです。スープに肉から出た旨味成分が溶け込んだところに野菜や麺を絡ませるイメージです。しかし、中国でも人それぞれで好きな時に好きなものを食うという人もいます。まあ、それで良いんじゃないかなと個人的には思います。肩肘張らずに食べていきましょう。火鍋奉行になりたい方はこの具材を食べる順番を意識しても良いかもしれませんね。
ちなみに魅力技研は先にきのこ類を鍋に入れることが多いです。肉を先に入れるのと同じで出汁が出るので。きくらげや椎茸などを先に入れます。トロトロに煮込んだきくらげ美味しいです。

火鍋でお肉を食べる時に僕のお勧めは羊肉です。辛い麻辣味のスープに絡んだ甘みと旨味か強い羊肉がお勧めです。逆に僕があまり食べないのは加工肉。ソーセージやカマボコのような練り物です。理由はモノによって当たり外れがあるからです。でもせっかくだから好きな具材を食べて欲しいし、色々試して新しいお気に入りを見つけるのも良いと思います。僕は断固練り物を食べませんけど。

カボチャやジャガイモなど熱が通りにくそうなものは先に入れておくとスムーズに食べていけます。そして火が通ったら取り出して食べます。鍋から具材を取り出した直後はかなり具材が熱いので、火傷に気をつけてください。

肉は薄くスライスされて提供されることが多いです。だから日本のしゃぶしゃぶの様に箸を揺らししゃぶしゃぶするもよし、鍋の中で少し放置するもよし。その間に会話をするのはいかがでしょうか。食あたりを防ぐためにも生煮えじゃないことを確認して食べてください。生は駄目です。

あとお店によってはスイカやライチなどの果物を置いてあることもあります。それは生で食べます!スイカを辛いスープの中に入れて食べるなんて。。。もしこの記事を読みながら火鍋を食べている方の中でスイカをしゃぶしゃぶしている方がいたら、見なかったことにしておきます。
果物は辛いモノを立て続けに食べている時の箸休め的なものです。火鍋に入れてしまった時は、早めに取り出してあげましょう。そしてあたかも当たり前の様に食べて。それで誤魔化しましょう。果物の他にもかき氷やパンを提供するお店などがこれ前で行ったお店にはありました。

〆の麺について

そして〆の麺についてお店によって異なるのですが、複数の麺を用意しているお店があります。例えば、乾麺タイプのラーメンや平たい麺。その他にも辛ラーメンの袋を置いてあるお店もあったりします。肉や野菜を食べ終え旨味が溶け込んだスープに麺を吸わせるかのように投入して普段のインスタントラメーンを調理する時のように柔らかくなったら食べてください。

要素3:つけダレ(調味料)

最後につけダレ(調味料)。こちらもお店によって異なるのですが、お店が作ってくれたつけダレを運んでくるお店もありますし、店内に調味料が一角に置いてあり、自分好みのタレを調合することができるお店もあります。魅力技研がおすすめするのは自分でタレを作れるお店。そして、このつけダレの調合が上手くいくか否かで幸せな火鍋タイムを送れるか否かが決まるといっても過言ではありません。
調味料コーナーにおいてある調味料のラインナップはお店によって多少異なります。お店によっては使いたい調味料が置いてなくて、「いつもの味が出せない」なんてことがおきることもあります。
置いてある調味料の例を挙げると、醤油、黒酢、砂糖、旨味調味料、ごま油、魚醤、赤唐辛子、にんにくや生姜をすり潰したもの、胡麻のペースト、ニラのペースト、腐乳、砕いた落花生、パクチー、オイスターソース、ネギ、胡麻などです。

僕は大体ごま油、ニンニク、唐辛子、醤油、ネギ、砂糖、腐乳でタレを作ります。ごま油をベースにし醤油は香りがつく程度、腐乳はしょっぱいので少しだけ入れる。ニンニクは沢山入れましょう。匂い?、火鍋を前にニンニクの匂いなんて遠慮しなくていいんです。美味しさを追求しましょう。ごま油か胡麻のペーストをベースに他の調味料を足していけば大きな失敗はしないかと思います。

それにこのつけダレでも一緒に食べる人との間にコミュニケーションが生まれますよね。「それ何味?」とか。「一緒につけダレ作りに行こうよ」とか。

今回紹介した調合の他にも美味しい組み合わせは沢山あります。沢山試して皆様のお口に合うタレを作ってください。

素敵な火鍋タイムをお送りください!

ここまでスープと具材とつけダレに分けて説明を行なってきました。この記事が皆様の素敵な火鍋タイムを送るための一助となればと思います。

あ、最後になりますがエプロンをできればお店の方に用意してもらってください。具材をブクブク沸騰したスープの中に投入するので、思わずスープがあなたのお気に入りの洋服に跳ねるかもしれません。お気をつけて。

お気に入りのスープ、つけダレを見つけたあなたは無敵です。そして火鍋が好きになっているはず。
それでは火鍋のお店で会いましょう。バイバイ。

おまけ:1人でも火鍋?麻辣湯もおすすめです。

一緒に火鍋に行く友達が見つからない?でしたら麻辣湯もおすすめですよ。