お酒

松戸でクラフトビールを飲むなら松戸ビール

最近クラフトビールというジャンルが巷では話題になっていますね。
クラフトビールの定義は諸説あり、一概には言えないのですが、ざっくりと、そして乱暴に大手メーカーじゃない奴とここでは定義します。具体的にメーカー名を挙げながら説明すると、アサヒ、キリン、エビス、サッポロとかじゃない奴。
有名どころだとよなよなエールとかインドの青鬼とか。最近はスーパーでもクラフトビールが売られているのを見かけたりしますね。そして国内外のクラフトビールを飲むことができるクラフトビールを売りにしたお店などもありますね。

そしてそんな美味しいクラフトビールが飲めるお店が松戸にはあるのです。前述の通り、クラフトビールが飲めるお店はそこそこあって、どうして千葉県松戸で会クラフトビールなの?って思われるでしょう。
しかし、もし仮に松戸で醸造されたビールが飲むことができるお店があるとしたら、行って飲んでみたくはなりませんか?
実は松戸の駅近くに松戸で醸造されたクラフトビールが飲めるお店があるのです。その名も「松戸ビール」。
今回魅力技研はそのお店に行き、松戸で作られたクラフトビールを飲んできたので紹介します。

かわいい外観のお店

かわいい絵が描かれたお店の外観
かわいい絵が描かれたお店の外観

松戸のイトーヨーカ堂(プラーレ)の近くに気づいたらお洒落なお店ができていた。インスタ映えする様な外観。
流行りの飲み物でも売っているお店ができたのだと最初は思っていた。タピオカとかバナナジュースとか。
気になって近づいてみるとそこはタピオカやバナナジュース屋ではなく、ビール屋だった。しかもこの松戸の地でビールを作っているという。
松戸でビールが作れるのかと非常に興味深いと思った。入ってみるとお店の外観を裏切らないお洒落な感じ。タピオカが出てきても驚かない雰囲気。

カウンター席とテーブル席があり、カウンターの席に通してもらった。
店内には既に先客がいて、どの人もビールを味わって飲む様子が印象的だった。ビールを飲むという行為はこんなに特別なことだっけかと考えさせられる。
早く松戸のビールを飲んでみたい。

数種類の松戸のビールが楽しめる

メニューを見ると5-6種類くらいのビールが飲めるらしい。どれも飲んでみたい。取り敢えず上から頼んでみることにした。
ビールはそれぞれ試し飲みできる少量からでも頼めるようなってました。今回はレギュラーサイズで頼みました。

1杯目「月白 爽」

1杯目「月白 爽」。またセゾンスタイルでベルギー風と書かれている。
魅力技研はビールに詳しくない。もっと言ったら苦く感じるビールは苦手意識があり、最近まで飲む事ができなかった。
そんな魅力技研にとって説明書きは何のことだかさっぱり。帰って調べたらよなよなエールのサイトに説明がありました。引用します。

セゾン(Saison)は、ベルギー南部で昔から飲まれていたビアスタイルです。オレンジやレモンのような柑橘類を思わせる香りと、スパイシーな香りが一体となった複雑な香りが特徴的。

セゾン(Saison)ってどんなビール? | よなよなエール公式通販 – よなよなの里

カウンターの奥にはビールサーバー、ビールが出てくる蛇口があり、そこから魅力技研が頼んだビールが注がれている。ワクワク。
そうしてお尻のところがぼってりしたかわいい形のグラスに1杯目の松戸ビール「月白 爽」が注がれて運ばれました。

松戸のビール「月白 爽」
松戸のビール「月白 爽」

いざ飲んてみます。うわ、軽くて飲みやすい。苦味はほぼない。苦味というよりは酸味かな。すっきりとした甘い香りが口に広がります。
いけるビールだ。ビールがずっしり来るという感じではないので、様々な料理に合う気がします。飽きない旨さ。お喋りとかしながらだと軽いから飲み過ぎちゃうかも。美味しいな。
魅力技研みたいにビールの苦味が嫌なんだっていう方にもおすすめできるビール。ごくごく飲んじゃった。

2杯目「松戸ホワイト」

正直もう1杯飲みたい。しかし、様々な種類がある中でを「月白 爽」お代わりするのも何だかもったいない気がして。せっかくだから色々飲みたい。
ローラー作戦再開。2杯目は「松戸ホワイト」を発注。

メニュー表には夏蜜柑と山椒を使用していると書いてある。甘かったり、ピリリと辛かったりするのでしょうか。飲むのが楽しみ。
ビールだけ飲んで帰ろうと思ったが、お腹も空いてきて。「やみつきピリ辛チキン」も「松戸ホワイト」と一緒に発注しました。
色んなお客さんが天ぷらを頼んでる。人気なのかな。

先に2杯目のビール「松戸ホワイト」が来ました。
気のせいか、1杯目の「月白 爽」と比較すると色が明るく、黄色っぽいと思う。そういえばビールの色ってどうやって決まるのでしょうか。

松戸のビール「松戸ホワイト」
松戸のビール「松戸ホワイト」

ビールに続きお待ちかねの「やみつきピリ辛チキン」もやってきました。
それぞれとても美味しかったので紹介していきます。

松戸ホワイトまずは「松戸ホワイト」。夏蜜柑を使っているということもあり、ふわりと優しくみかんの香りがします。山椒の香りは魅力技研の鼻は感じ取りませんでした。そして飲んでみてもピリリと辛いということもありませんでした。
代わりといっては何だがコーンのような優しい香りがする。飲んでみると1杯目の「月白 爽」と異なり、酸味はなく、後味に弱い柑橘系の香りが口の中に残る感じ。こちらも苦味が少なく非常に魅力技研好みなテイスト。下手したらビール好きより、ビールがどちらかというと苦手という魅力技研のような人たちでお店いっぱいになるんじゃないって感じ。

名物「やみつきピリ辛チキン」を食べる

実は今回お邪魔した時は発注しなかったけど、実は松戸ビールはクラフトビールだけではなく、蕎麦も売りのお店。
そばのつゆのかえし、つまり、つゆの素を使っているらしいチキン。別名「かえしチキン」。熱々のチキンを運んでくれました。

蕎麦つゆのかえしを使ったやみつきピリ辛チキン
蕎麦つゆのかえしを使ったやみつきピリ辛チキン

熱々だけど火傷覚悟で素手で掴み口に運ぶ。
かえしのあまじょっぱさと野性的な山椒の香り。日本の旨さと中国の香りが手羽先に込められている。心からこのチキンを頼んでよかったと思う。ビールにすごく合う。
山椒の青っぽい香りと気化した肉と油の香りが鼻腔をつく。スパイシーでいい香り。かじりつくとパリパリした表面と中のジュワッとしたお肉が美味しい。
そして山椒が効いていて食べた後に舌が少しヒリヒリする。そのヒリヒリを爽やかなビールで流す。完璧だ。手羽先の把手(とって)のぷにぷにした部分にかぶり付くとジュワッと油が出てくる。たまらない。

妄想「山椒ラブストーリー」

これは妄想の中の山椒の話。同じ山椒の粒から生まれた山椒の粉。
しかし、山椒はそれぞれ別の道を辿った。ある山椒はかえしと仲良くなりチキンに。そしてある山椒は夏蜜柑と意気投合しビールに。
そして彼らはやみつきチキンと松戸のクラフトビールとして再び出会う。
そうこれは山椒の邂逅。

飲むペースが早かったか、酔いが回ってきた感じ。魅力技研の場合、だからどうなるということもないのだけれど。ビールを全部飲むつもりで来たつもりが2杯とチキンで満足してしまった。帰ろう今日は。ご馳走様でした。

テイクアウト・量り売りもあるよ

そして朗報。松戸ビールはテイクアウトや持ち帰り用で瓶ビール、またビールの量り売りもやっている。
父の日のプレゼントにビールを購入することにする。びっくりするだろうな。松戸のビールなんて。喜ぶ顔を思い浮かべながら帰路に就く。

お家でも松戸のビールが楽しめます
お家でも松戸のビールが楽しめます

まとめ

松戸で醸造されたクラフトビールとやみつきピリ辛チキンが楽しめるお店「松戸ビール」。
ビールの爽やかですっきりとした味わいはごく
けれどビールとチキンの組み合わせるととても相性がよい。これから夏にかけてビールが美味しくなる季節。
松戸で生まれた爽やかな味わいのビールはいかがですか。

お店の情報

店名:松戸ビール
住所:〒271-0092千葉県松戸市松戸1151-2
最寄駅:JR、新京成線「松戸」から徒歩4分

松戸にあるおすすめのBAR TAVERNに行く3つの理由

BAR TAVERN

魅力技研とBAR

魅力技研が行きつけの松戸駅の近くにあるBAR TAVERNに行く理由を紹介します。お伝えする理由を聞いたらきっと読者の皆さんも行きたくなると思います。

魅力技研はBARという場所に、BARにいる人に、BARのマスターに漠然とした憧れがありました。これは僕が刑事ドラマが好きなことが影響しているかもしれません。例えば、「MOZU」の倉木役の西島秀俊さん、「CRISIS」の稲見を演じる小栗旬さん。倉木のように辛い過去を忘れるために酔い潰れるまでウイスキーを飲む。稲見のように仲の良いマスターと話したり、女性を口説くプレイボーイの姿に憧れたのかもしれない。魅力技研はBARに行ってもそんなに画にはならないけど。まあ、ノンフィクションだから、仕方がないですよね。
魅力技研の顔面はさておき、お気に入りのBAR  TAVERNに行くべき理由を書いていきます。

理由1:タバーンはお洒落なBAR

BAR TAVERNの外観
BAR TAVERNの外観

昼間はシャッターが下りていて、タバーンがある場所は何もない。おそらく毎日お店のある通りを歩いていてもその場所に松戸駅周辺でお洒落なバーがあることに気づかない。そして夜になると、お店の前にはライトで照らされたメニュー立て置かれている。そして金色の看板にはTAVERNの文字。

中に入ると、洋楽が鳴り、全体的に薄暗いが暖色系の照明が輝く。バーカウンターの奥にはウイスキーのボトルが壁を覆うようにずらりと並んでいる。

BAR TAVERNの店内
BAR TAVERNの店内


建物の中と外で同じ世界とは思えぬ程のお洒落で渋い空気感。初めてタバーンに来た時はお洒落で大人な雰囲気に圧倒された。そんな僕にマスターは「取って食ったりしないから(笑)」って優しく声を掛けてくれた。
そんな空間も今ではかなり心地が良い。

タバーンで飲んだハイボール
タバーンで飲んだハイボール

タバーンは控えめに言ってすごい格好つく場所。デートでもう1軒大切な人と行くもよし。友達と楽しく過ごす秘密基地にするのもまた良い。1人になりたい時にもこの空間は優しく包んでくれる。接客はマスター1人。シンプルなお店の作りが訪れる人に合わせてくれるような気もしないではない。
きっと友達や恋人を連れていきたくなるそんなお洒落なお店タバーン。

理由2:お酒がとても美味しい

タバーンに行く理由の2つ目はお酒が美味しいこと。
魅力技研もタバーンに来て、こんな美味しいウイスキーがあるということが発見だった。今回お邪魔した時に飲んだのは「SMOKE HEAD」というスコッチ。禍々しいドクロがあしらわれたデザイン。初めて見て気になったので飲んでみた。

スコッチSMOKEHEAD
スコッチSMOKEHEAD

気になるスモークヘッドの味は、ラフロイグなどをイメージしていただくと分かりやすいヨード香、もっと分かりやすい表現だと正露丸のような香り、人を選ぶウイスキーかもしれない。ラフロイグと大きく異なるのが舌でウイスキーからしょっぱさを感じること。
マスターに「このウイスキーしょっぱいですね」と感想を伝える。すると「このウイスキーは海岸の近の蒸留所で作っているから潮風の影響を受けている。潮風を含む空気を貯蔵樽が呼吸することで樽の中のウイスキーの味にも影響がある」ということを教えてくれた。マスターからお酒の話を聞きながら飲むのが僕は好きだ。絵に詳しい人と美術館に行く感覚。お酒に興味がある人は勿論、お酒について詳しくない方こそ、マスターとお話しながら美味しいお酒を楽しむことをおすすめする。何を隠そう魅力技研もお酒に詳しいかというとそこまで詳しくはない。分からないから素直に疑問に感じたことを聞くとマスターは丁寧に教えてくれる。
知識が増えることや自分自身がどんなお酒を好むのかを知ることは楽しい。また、素直に味の感想を伝えることで、好みとかを把握してくれてそれに基づくおすすめのお酒を出してくれる。

別の日。ボトルが可愛いウイスキーをチョイス。選んだのはCAOL ILA12年(カリラ)。ストレートでいただきました。ピートの感じはあるのですが、それと同じ位、フルーティーで甘い香りが強いと感じました。ふわっと香ります。美味しいです。

それとアルコールが苦手な方にもマスターは美味しいノンアルコールカクテルを作ってくれる。ノンアルコールでとか、度数低めとか注文する時に相談して、美味しいノンアルも楽しめる。

また、是非タバーンでマスターが作るカクテルを飲んでみて欲しい。僕もカクテルの美味しさを知ったのは他でもないタバーンだった。
ある日他のお客さんの注文でマスターがシェイカー振るのがカッコよくて、他の店では頼まないカクテルを頼んでみた。カクテルってこんな美味しかったんだという感動は覚えているけど、何ていうカクテルだったかは覚えていない。
魅力技研は美味しさを知ってからちょくちょくマスターにカクテルを頼むようになった。カクテルに詳しくない魅力技研はクリーム系かフルーツ系のカクテルお願いしますって頼んでる。毎回名前も教えてくれるけど、中々覚えられなくて。

濃厚なコーヒー牛乳のような味のカクテル
濃厚なコーヒー牛乳のような味のカクテル
ミントとライムの爽やかさ香るモヒート
ミントとライムの爽やかさ香るモヒート

頼みたいけど頼み方が分からない時はマスターに訊いちゃうのが一番。カクテルお願いしますって言うと苦手なものとか普段飲んでいるものを聞いてくれる。そしてそれに答えていくとおすすめのカクテルを作ってくれる。注文するとマスターは様々なリキュールとにらめっこしてどんなカクテルを作るのかを考える。フルーツ系のカクテルを作る時は果物を切ったり、ジューサーを使ったり。
BARタバーンに通うようになって感じるのが、お酒を作ってくれることが贅沢だと思う。バーカウンターを隔てたところでお酒を自分の為だけにお酒作ってくれるって最高。
その人の好みや気分に合わせて作ってくれるから自分の為だけに作ってくれた特別な一杯だと感じる。是非、タバーンで美味しいお酒を楽しんで。良いバーライフを。

番外編:果物が美味しい

理由の3つ目を話す前に番外編。タバーンのフルーツが非常に美味しい。
タバーンでは席に着くと果物を出してくれる。いつもタバーンでマスターが出してくれる果物はみずみずしく、甘い。今回訪れた時に出してくれたのはぶどう。

小皿に出してくれたぶどう。いつも果物が美味しい。
小皿に出してくれたぶどう。いつも果物が美味しい。

味が濃い。ジューシー。美味しいマスターに果物いつも美味しいと伝えると旬のものを使ってるからとその秘訣を教えてくれた。美味しすぎるから本当にそれだけ?って思うけど。
タバーンに行く楽しみの1つ。今日は何の果物かななんて思いながら扉を開く。

理由3:マスターの喋りが上手い

タバーンに行く理由に店内がお洒落とか、お酒が美味しいとか理由をつらつら書いてきたが、第3の理由はタバーンのマスターと話すのが面白いこと。ここ重要。
どんなにお洒落な店内でタバーンのマスターが出してくれるお酒位美味しくてもマスターがいないのなら、楽しくない。その位マスターと話すのが好きだ。
魅力技研は話すのが苦手で、口数が少ないタイプ。良く言えば人の話を聞くのが得意なタイプ。そんな僕にもマスターは話を振ってくれる。マスターの前だと自分が少し話上手になったみたい。あとマスターは自分の体験談を話してくれる。
マスターがお店を開く前に他の場所で働いていた時の話が個人的には好き。
マスターは話すのと聞くことのバランスが良いんだと思う。違うバーにたまに行き、極力話をしないバーテンダーさんだと魅力技研はちょっと緊張する。ゴクリと喉を鳴らすのもはばかられるような。その点タバーンのマスターは緊張しない、リラックスして飲める。はじめの一回は緊張したけど。
真面目な下積み時代の話からすっごいくだらない話にもマスターは付き合ってくれる。
マスターへ、素直な気持ちでマスター称えてきたけど、この記事を見たお客さんの心の中で話のハードル上がっていたらすみません。けど、そのハードルを乗り越える話をしてくれると信じてます。またハードル上がっちゃった。

BARタバーンに行く理由をおさらい

ここまで松戸にあるBARタバーンに行く理由について書いてきました。
おさらいをすると1つ目にお店がお洒落。デートや仲の良い友達と一緒に言って欲しい。特にデートはカップルの心の距離が近くなると思う。でもあんまし、イチャついているカップルが増えると、独りでお酒を飲む魅力技研が切なくなるかもしれない。まあ、マスター居るからいっか。
2つ目にお酒が美味しいこと。ウイスキーの銘柄は幅広いし、マスターが作ってくれるカクテルは超絶品。自分の為だけにお酒を作ってくれる贅沢も素敵。お酒に詳しくなくても大丈夫。好みとかを少しずつ伝えればマスターがおすすめのお酒を出してくれる。タバーンでお気に入りの一杯がきっと見つかるはず。
3つ目にマスターは喋りも上手いこと。話すのが苦手な方は無理しなくていいけど、思い切って話すと楽しい。またマスターの話を聞くのも楽しい。タバーンのマスターは他のBARにはいない。

松戸で飲みたい時は是非、お洒落なタバーンの空間で美味しいお酒とマスターとのお喋りをしに行ってみてはいかがでしょうか。きっとあなたもタバーン、そしてマスターのファンになるはず。

お店の情報

店名:BAR TAVERN
住所:271-0091 松戸市本町18-2
最寄駅:JR、新京成線「松戸」から徒歩3分