もつ鍋

もつ擴でもつ鍋と胡麻めんを食べて来ました

博多に旅行に行った時に出会ったもつ擴 のもつ鍋と〆のごま麺が美味しかったので、その時の体験について書きます。

おすすめのお店を聞き取り

3月上旬、魅力技研は博多にいた。美味しいものを求めるために。というより太宰府や百道浜キャナルシティを見終わったら見る観光がほぼ終了したんです。

更に新型コロナウイルスの影響で、いわゆる観光名所が相次いで臨時休業になってしまって。残念。だから中洲近くのダーツバーで夜はダーツしてました。マスターのお兄さんが優しくて、居心地良かったです。地元の人で賑わっていました。
そしてそのダーツバーのマスターに「美味しいお店教えてください」とお尋ねしたところ「もつ鍋ならもつ擴さんおすすめだね!またラーメンだと「海に鳴ると書いて海鳴(うなり)さんと言うラーメン屋がおすすめ」と教えてくれました。

まだ福岡に来て屋台でしかもつ鍋を食べていなかった魅力技研は、この時もつ擴が気になっていた。そして何やらマスターは気になる情報をくれました。「ゴマメンっていって他のもつ鍋屋にはない〆の料理が美味しいよ」ゴマメン?魅力技研はまだこの時はゴマメンの正体を知らなかった。

ゴマを生地に練り込んだ麺なのだろうか?それともそれとも胡麻味噌坦々麺のような感じだろうか?もう頭の中は未知の〆料理ゴマメンで埋め尽くされていた。

いざ、もつ擴へもつ鍋を食べに行きます

よし、もつ擴にゴマメンを食べに行こうと心に決めました。翌日の夜、それは冷たい雨が降る夜だった。まずは電話をして席が空いているかを確認をした。当日でなければネットにて予約も可能です。

もつ擴でしかゴマメンを食べられないと言う事は、ゴマメンを食べたい博多の人はこのお店にこぞって押し寄せると推測したからだ。タピオカ出す店は沢山あるのに、物凄い行列を作るのだ。対してゴマメンは一軒しかないのだ。もつ擴のもつ鍋を求める人の数はタピオカなんてもんじゃないのかもしれない。タピるならぬ、モツる人で溢れ返っているかもしれない。数日前に何も知らずに来たよそ者が簡単に食べれる代物ではないのかもしれない。空いてなくてもしょうがない。

そう覚悟していた。「プルル、プルル、プル、もしもし今日これからもつ鍋を食べたいのですが、空いていますか?」「これからですね。大丈夫ですよ」丁寧な感じの女性の声だった。良かった!空いていた!GoogleMapを見て、現在地を伝え、おおよその到着時間を伝え、電話を切った。そしてここから事件が起こる。チャーラー。

お店に辿り着かない

GoogleMapを頼りに近くまで来たが、お店が見えなかったのだ。お店に行きますと宣言した事もあり、焦った。そして寒いし。雨は非情にも博多の地に降り注いだ。ここなんだけどなあ。いくつかのテナントが入っている商業施設に辿り着いた。GoogleMapも案内終了したし。それは昨日優しいマスターがいたダーツバーが入っていた建物だった。しかし、もつ擴の看板のようなものは見当たらず。取り敢えず、裏側に回って探すとする。歩く事数分、結構遠回りになってしまった。テナント一覧みたいな表札を見つけ、もつ擴を見つける事ができた。そしてその建物はダーツバーと同じ建物だった。同じ建物なら表からも入れたじゃないか。マスター。同じ建物にあるって教えてくれても良かったのに笑。

ようやく到着

お店に入り先程電話した者ですと店員さんに伝える。すぐにカウンターの席に通してくれました。カウンターから店内を眺める。店内には沢山の著名人のものでしょうか。沢山のサイン入り色紙が飾られていました。

またお笑い芸人の博多華丸大吉さんの若い頃のお写真も飾られてました。多くの方に愛されているお店なんですね。

店内に学生らしき若い女性のグループや中年の男性のグループなど幅広い客層の方達が来店されている。そんな印象。伺った時がたまたまそうだったのかもしれないですが、皆さん地元の方っぽい。

もつ鍋を注文します

取り敢えずもつ鍋を注文。もつ鍋は1人前1200円。思っていたよりお手頃。そんな気がしました。

もつ鍋にもいくつか種類があり、もつと豚バラが入ったハイブリッド鍋なんかもありましたが、ゴマメンを食べたいと言う事をお店の方に伝え、おすすめを聞いたところ、シンプルな「博多もつ鍋」を注文することにしました。それと鍋に火が通るまでに食べられそうな餃子と酢モツを注文。


お通しで蒸し焼きの枝豆に醤油のようなタレがかかっている料理を出してもらいました。美味しい。枝豆と言うと塩を振って食べるイメージだからか。新鮮な感じがする。甘い感じのお醤油と枝豆の風味が良く合います。

酢モツももつが新鮮なのと下ごしらえをしっかりしているからだと思うのですが、全然クセがないけど美味しい。スイスイ食べちゃう。


餃子は専用のタレでいただくとさっぱりとしていてこちらも美味しいです。そして博多の餃子は小ぶりで一口サイズだから息をするかのように食べれちゃいますね。もっと注文すれば良かった。けどもつ鍋とゴマメンの為に我慢。


目の前のガスコンロで熱を通していたもつ鍋が火が通って来ました。「もう食べられます」と店員さん。早速食べてみます。

もつ擴のもつ鍋

もつ鍋を注文するとポン酢のようなもつ鍋の具材をつけて食べるタレが運ばれてきます。もつ鍋にポン酢って中々ないですよね。もつ鍋のモツも癖がなく、ポン酢であっさりと食べられます。またモツの食感がプルンプルンです。

店員さんも「下ごしらえをしっかりとしているから癖がなくて食べやすいんだよ」と教えてくれました。厨房では大きな鍋で下ごしらえをしています。確かにもつ鍋というとスライスしたニンニクがたっぷり入って居たりネギやニラでモツの匂い消しをするお店はありますけど、もつ擴さんのもつ鍋はそんな感じじゃない。

シンプルに白濁としたスープ。火が通ってきたキャベツもまた甘味を感じますね。

隣のお客さんがゴマメン注文されたようです。厨房から店員さん出てきてパフォーマンスしながらゴマ麺を作って行きます。後ほど書きます。あっ、とてもインスタ映えしそう。
なんだが1杯目はハイボールだったのですが、日本酒に行きたくなりました。正直まだ日本酒は初心者で何を頼めばいいのか、わかりません。そこで日本酒三種を飲み比べる事ができるセットを注文しました。魅力技研が選んだのは獺祭、山城屋と確か田中六五。比較的飲みやすそうなものをチョイス。

山城屋初めて飲んだのですが、飲みやすいです。甘さ加減と甘さの種類がいいです。派手な甘さではないけどすっきりとして飲みやすい。料理にも合います。
あっという間にもつ鍋を食べてしまいました。そこでモツだけお代わり。追加発注です。2回目のもつ鍋を食べます。

胡麻めんを発注します

お代わりもすぐに平げ、お待ちかねの胡麻めん発注です。
店員さんが大量の黒ごまを片手に出てきてくれました。そしてまず鍋の中の具材などを取っ払って、スープだけにします。そこにちゃんぽん面を投入、火をかけます。中太のちゃんぽん麺が具材の美味しさが溶け込んだスープを吸っていきます。また蒸発もあり少しずつスープが無くなっていきます。

そこに大量の黒ごまをこれでもかという位入れてかき混ぜます。白かった麺が段々黒ごまをまとい黒い麺になっていきます。これは目で見ても楽しいです。

間近にいると火を通された甘いゴマの優しい香りがふわりとしてきます。幸せの香り。そして店員さん手にはジンジャエールの瓶を持っています。

さすが名店!すごい!ジンジャエールが隠し味なのかと思ったら、隣のお客さんが飲んだもので、魅力技研が飲んだものと勘違いして「下げていいですか」と訊く為でした笑。場が和みます。

胡麻めんを作りながら店員さんは「昔はもつ鍋なんて400-500円位で食べられたんだけどね、皆が食べるようになってから高くなっちゃった」と話してました。今と昔では物価の違い等もあり単純に比べられないのですが、このお店で食べられるような美味しいもつ鍋を提供していたらそれは皆食べるようになりますよね。
そんな話をしているとスープがほとんど飛んだ状態になり、真っ黒な麺が鍋に残りました。〆の胡麻めん完成です。

〆の胡麻めん

お待ちかねの胡麻めんをいただきます

いただきます。口の中にゴマの香ばしい甘味が広がります。

麺を啜るとゴマの香りが鼻に入ってきます。美味しい。「もつ鍋は福岡だとそれぞれご家庭の味あると思うのですが、〆で胡麻めんは一般的なのですか」と店員さんに尋ねてみると「胡麻めんはここだけだよ」と店員さん。

そんな話をしているとペロリと平げてしまいました。東京にも進出して欲しいという気持ちとやっぱりもつ鍋の本場で食べるから良いのかななんていう思いが交錯します。

あとダーツやのマスターに紹介してもらったこともお伝えもしました。すると「そこのでしょ」って笑ってました。すぐそこにもつ擴あるって教えてくれれば良いのにと愚痴りながら。

博多でもつ鍋を食べるのならもつ擴さんがおすすめ


是非博多でもつ鍋を食べたいというときは博多もつ擴さんがおすすめです。

美味しいもつ鍋は勿論、またここでしか食べられない〆の料理、胡麻めんも忘れず楽しんでください。もつ擴さん、美味しいもつ鍋と胡麻めんありがとうございました。ご馳走様でした。それともつ擴さんを紹介してくださったダーツバーのマスター、ありがとうございました。本当に美味しかったです。また行きたい!

お店情報

店名:博多もつ処もつ擴

住所:福岡県福岡市中央区春吉3-11-19 パノラマスクエア 2F(セブンイレブンが入っている建物です)